この記事は、これからWEB広告を始めようとしている企業の担当者の方に向けた内容となっています。「失敗したくない」「お金を預けるからこそ不安」など、いろいろな悩みがあるかと思います。そのような方向けに、元々代理店で働いていた私が失敗しない選び方をご紹介します。
また、代理店に任せる場合とインハウスで実施するそれぞれのメリットとデメリットもご紹介しますので、最後までお読みいただければと思います。
広告代理店を選ぶ基準
初めてWEB広告を実施する際、広告代理店を選ぶ基準として以下の5つを考慮すると良いでしょう。
- 実績と専門知識
- 代理店の過去の実績を確認し、あなたの業界や類似業種での成功事例があるかどうかを見てください。実績がある場合、ある程度の成果見込みがわかったり、成功する確率も高くなったりすることがあります。
- また、初めての広告運用に対して親身にサポートしてくれる代理店を選ぶことが重要です。
- 提供サービスの範囲
- 広告運用だけでなく、戦略立案、クリエイティブ制作、データ分析、レポーティングなど、総合的なサービスを提供しているかどうかを確認しましょう。ワンストップで対応できる代理店が理想です。
- 時折、クリエイティブ制作は別会社に依頼している代理店もあったりします。そうなると別途制作費がかかる場合や、そもそも手数料が高い場合もあります。
- コミュニケーション能力
- 定期的なミーティングや報告の頻度、対応の速さ、提案力など、コミュニケーションの質が高い代理店を選びましょう。あなたのニーズや質問に対して、迅速かつ的確に対応してくれる代理店が信頼できます。
- 1人で20〜30社を担当している代理店などもあり、そうなると対応が翌日になったり、1週間返ってこないなどあったりします。
- 料金体系と予算の適合性
- 料金体系が明確で、予算に応じたプランを提案してくれるかどうかを確認しましょう。初めての広告運用では、コストパフォーマンスが重要ですので、無理のない範囲で効果的なプランを提供してくれる代理店を選ぶことが重要です。
- しかし「安ければ良い」というものでもないです。代理店に頼む場合、代理店に入る金額が少額だと新人などが担当でつく場合が多いです。そうすると成果が出ないこともあったり、成果が悪くても放置されることがあったりなどあります。そのあたりは代理店にチームで運用する仕組みがあるのか、などの確認をすると良いかと思います。
- 評価と口コミ
- インターネット上の口コミや評判を確認し、他のクライアントからの評価が高いかどうかをチェックしましょう。特に、信頼性や成果について具体的な評価がある場合、それが選定の重要な判断材料となります。
これらの基準を元に、複数の代理店を比較し、自社に最も適したパートナーを選定することが大切です。
広告代理店に任せるメリデメ
ここからは代理店に任せるメリデメについて書いていきます。必ずしも代理店に任せるという選択肢が正解ではないので、自社に合った方法を選択する際に参考にしてください。
WEB広告代理店に任せるメリット
- 専門知識と経験
- 広告運用のプロフェッショナルが多数在籍しており、最新のトレンドや技術を熟知しているため、効果的なキャンペーンを実施できます。
- リソースの節約
- 社内リソースを広告運用に割かずに済むため、他の重要な業務に集中できます。
- スピードと効率
- 代理店は迅速にキャンペーンを立ち上げ、調整する能力があります。特に緊急の広告キャンペーンにも対応可能です。
- データ分析とレポーティング
- 広告効果の分析やレポート作成を代理店が行うため、詳細なインサイトを得ることができます。
- クリエイティブな提案
- 広告のクリエイティブ面でも、プロフェッショナルな視点から新しいアイディアや効果的なデザインを提供してくれます。
WEB広告代理店に任せるデメリット
- コストが高い
- 専門サービスを利用するため、初期費用や月額費用が高額になる場合があります。
- コミュニケーションの手間
- 代理店とのやり取りに時間と労力がかかることがあります。特にフィードバックの遅延が生じる場合もあります。
- 自社ノウハウの蓄積が難しい
- 広告運用のノウハウが自社に蓄積されにくく、依存度が高まる可能性があります。
- コントロールの難しさ
- 広告運用の詳細な部分までコントロールすることが難しく、代理店の判断に依存する部分が多くなります。
- 透明性の欠如
- 広告運用のプロセスや費用の詳細が不透明な場合があり、疑問や不満が生じることがあります。
インハウスで運用するメリデメ
ここからは代理店に任せず、インハウスで運用するメリットデメリットを紹介していきます。
インハウスで運用するメリット
- コスト削減
- 外部の代理店に支払う費用を削減でき、内部での運用コストを抑えることができます。
- 自社ノウハウの蓄積
- 広告運用のスキルや知識が自社内に蓄積され、長期的な資産となります。
- 柔軟なコントロール
- 広告キャンペーンの細部に至るまで自社でコントロールでき、迅速に調整や変更が可能です。
- 透明性の確保
- 広告運用の全プロセスが自社内で行われるため、透明性が高く、詳細な情報を把握できます。
- 迅速な対応
- 社内で直接コミュニケーションを取れるため、迅速に対応できることが多いです。
インハウスで運用するデメリット
- リソースの確保が必要
- 広告運用に専念するための人材や時間を確保する必要があり、他の業務に影響が出る可能性があります。
- 専門知識の不足
- 専門知識や経験が不足していると、広告運用の効果が低下する可能性があります。
- 学習コスト
- 最新の広告技術やトレンドを学ぶための時間とコストがかかります。
- 効果測定の難しさ
- 効果的なデータ分析やレポーティングのスキルが不足していると、広告効果の正確な評価が難しくなります。
- クリエイティブ面での制約
- プロフェッショナルなクリエイティブ制作が難しい場合、広告の質が低下する可能性があります。
いかがでしたでしょうか?これらのメリットとデメリットを考慮し、自社の状況やリソースに最も適した方法を選定することが重要です。
もしお悩みであれば、ご相談も可能です。状況をお伝えいただければ、あなたの会社に合った選択肢をご提案させていただきます。気軽にお問い合わせください。