Googleデマンドジェネレーション商品フィードキャンペーン

Google

どうもー、こんにちは。最近は気温の変化が激しくて体調崩しがちなゆーじです。

今日は、Googleの一部アカウントで利用開始となっている「デマンドジェネレーションキャンペーン」(以下、DGC)についてです。

その中でも、フィードを用いた配信ができる「商品フィードキャンペーン」についての記事となります。

通常のキャンペーンについては以下の記事を参照ください。

商品フィードキャンペーンとは

名前の通り、商品フィードを用いて配信ができるキャンペーンになります。

これまでファインドキャンペーンでも同様の配信ができましたが、DGCにアップグレードをした後も、配信が出来る仕様となっています。

PMAXキャンペーンでもフィードを用いた配信(ショッピング、動的リマーケティングなど)は出来ますが、YouTube面でのフィード配信はDGC特有となります。

なので、実施しているアカウントは少なく、競合性が低いのが特徴です。

また、実際に商品の写真を見せることができるのでモチベーションの高いクリックに繋がり、CVRの向上につながる可能性があります。

注意点としては、通常のバナーのキャンペーンでは配信が出来ず、フィード用のキャンペーンを使って配信することになります。次にその設定方法を記載していきます。

商品フィードキャンペーンの設定方法

キャンペーン作成画面で「商品フィード」の選択画面にて、「商品フィード キャンペーンを実施する」をONにします。

すると下部の検索画面に、マーチャントセンターに紐づいている商品フィードが表示されるので、該当の商品フィードを選択します。

あとは、通常のキャンペーン同様に設定を進めていくだけです。

キャンペーン目標

DGCではキャンペーン目標を「コンバージョン」「クリック数」「コンバージョン値」の3つから選択できますが、商品フィードキャンペーンでは「コンバージョン」「コンバージョン値」の2つのみとなります。

また、「コンバージョン値」に関しては利用するために基準があります。

「キャンペーンには、過去 30 日間の値を持つコンバージョンが 75 件以上あり、そのうち 10 件のコンバージョンは過去 7 日間に発生した必要があります。」とのことで、定期的に確認が行われ、その際に条件を満たした場合にシステム判断で自動的にクリックできるフォーマットに反映される仕組みとなるそうです。

Google担当者より

これはDGC共通で、最初から使えるわけではないので注意が必要です。

商品フィードが不承認になる

これは実際に私が運用している中であった事象なのですが、PMAXなど他のキャンペーンでは問題なく配信できていた商品フィードを使用したにも関わらず、DGCでは大半の商品が不承認となりました。

こちらもGoogle担当者に確認したところ、以下の回答をいただきました。

Google広告、Merchant Centerでは審査の公平性を保つために、独立した機関で審査を行っております。
そのため、明確な審査基準のご案内は難しいのですが、修正箇所を下記に記載させていただきます。

Google担当者より

つまり明確な回答は難しいということですね…。しかし今回に関しては大きく2つのポリシーが要因なのでは?と回答をいただきました。それが以下2つとなります。

  • 属性値が無効です [タイトル]
  • 属性値が無効です [画像リンク]

該当のポリシーについては、ショッピングキャンペーンなどでは抵触しませんが、ファインドやDGCを使用する場合には、キャンペーン固有のポリシーとして判別される仕様とのことです。以下詳細となります。

1)属性値が無効です [タイトル]
該当のポリシーにつきましては、個々の商品ごとで抵触要件は異なるため、お答えが難しい部分がございますが、一部の商品では、「大文字」を連続して使用しているタイトルがあるようにお見受けしました。

「大文字」を連続して使用はポリシーにて認められないため、小文字などを織り交ぜたりカタカナ表記などで文言を変更いただけますと幸いです。

例)
タイトル:アダン 畳ベッド シングル ヘッドレス 縁あり国産畳タイプ い草畳 ヴィンテージ調 IRON×WOOD×TATAMI

また、タイトルのポリシーでは、「表現の明確さ、表記の正確さ」が求められます。
お客様の商品では、タイトルにそぐわない情報やタイトルとして読み取りにくいタイトルを追加しているようですので、大変お手数ではございますが、ポリシーによってタイトルの変更をしていただけますと幸いです。

Google担当者より

ショッピングでは、クエリと連動するため、ユーザーの目的としている商品が表示されるように、できるだけ商品の情報をタイトルに入れ込むことが重要でした。しかしそういったものはDGCでは不承認になってしまいます。

2)属性値が無効です [画像リンク]
画像側につきましては、「不鮮明な画像や歪んだ画像、切り抜きが不適切な画像」に沿って追加が必要となります。

一部、画像を追加する上で、「ぼけた画像や不鮮明な画像」の使用や「大部分が切り抜かれている画像」などは、ポリシーに抵触すると判断されます。

Google担当者より

ファインドでもそうでしたが、画像の鮮明さはかなり審査が厳しくなっています。

こちらがDGCの商品フィードにも適用されているため、フィード側での画像リンクも鮮明な画像への変更が必要となります。

このように、他のキャンペーンでは問題なく使用できていた商品フィードでも、DGCでは利用できないことがあります。利用するためには商品フィードの改善が必要となりますが、タイトルなどはショッピングの成果にも影響が出る可能性もあるため、できれば別でDGC用のフィードを作成することをオススメします。

まとめ

他のキャンペーンよりも審査が厳しく、配信するまでに一手間必要な商品フィードキャンペーンですが、その分しっかりと準備して運用することで成果が見込めるのではないでしょうか。

まだまだ商品フィードキャンペーンを配信している企業も少ないので、今がチャンスです。

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