先日、これから広告運用を開始する方から、アカウント設定のチェックのご依頼をいただきました。その際に分析ツールの話になり、「何がおすすめですか?」と聞かれたので、これを機に個人的にまとめてみました。

そもそも「導入すれば良い」というものではなく、目的に応じたツールを使うべきです。なので「何がしたいのか」を明確にした上で導入するツールを決めていただければと思います。

おすすめツール8選

ツール毎に「何がしたいのか」の目的と、ツールの特徴メリットをご紹介します。

1. Google Analytics(GA4)

  • 目的
    • ウェブサイトのトラフィック解析、コンバージョン測定
  • 特徴
    • ウェブサイトに訪問したユーザーの行動を追跡し、広告からの流入状況やコンバージョン率を確認する。各ページのパフォーマンス、直帰率、セッション継続時間などを測定可能。
  • メリット
    • 無料で使える(有料版もあり)。
    • 広告からウェブサイトのパフォーマンスを細かく分析できる。
    • リアルタイムでのユーザー行動追跡が可能で、施策の即時反応を確認できる。

2. Tableau / Power BI

  • 目的
    • データビジュアライゼーションとレポート作成
  • 特徴
    • 広告データやウェブデータをビジュアル化し、インタラクティブなレポートを作成。複数のデータソース(Google Analytics、広告データベースなど)を組み合わせてカスタムレポートを構築。
  • メリット
    • 膨大なデータを視覚的に整理し、データドリブンな意思決定をサポート。
    • インタラクティブなダッシュボードで、フィルターや条件を変えながらリアルタイムで分析ができる。
    • 企業全体で共有できるレポート作成に便利。

https://www.tableau.com/ja-jp

https://www.microsoft.com/ja-jp/power-platform/products/power-bi

3. Looker Studio

  • 目的
    • 広告データのダッシュボード化とレポート作成
  • 特徴
    • Google Ads、Google Analyticsなど複数のデータソースを統合し、ダッシュボード形式で視覚化。リアルタイムでパフォーマンスのモニタリングやクライアント向けレポート作成に最適。
  • メリット
    • 無料で使える。
    • Google系ツールとの連携がスムーズ。
    • データをビジュアル化しやすく、クライアント向けにカスタムレポートを手軽に作成可能。

https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja

4. SEMrush / Ahrefs

  • 目的
    • キーワードリサーチ、競合分析、SEOパフォーマンスの追跡
  • 特徴
    • キーワードリサーチ、競合分析、SEOパフォーマンスの追跡ができる。競合サイトの広告戦略やリンク構築、SEOパフォーマンスを調査し、検索広告の最適化に役立つ。
  • メリット
    • 競合の広告やSEO戦略を詳細に把握でき、自社キャンペーンとの比較が容易。
    • 検索ボリュームやCPCデータを活用し、広告のターゲットキーワード選定を最適化できる。
    • 広告だけでなく、SEO効果の高いコンテンツ戦略立案にも役立つ。

https://semrush.jp

https://ahrefs.jp

5. Hotjar / Crazy Egg

  • 目的
    • ユーザーの行動追跡
  • 特徴
    • ウェブサイト上でのユーザー行動を可視化。ヒートマップやスクロールトラッキング、録画機能を使い、どこでユーザーが関心を持っているか、または離脱しているかを確認可能。
  • メリット
    • 広告のランディングページ最適化に非常に有効。
    • 具体的なユーザー行動を基に、デザインやCTAの変更をテストし、コンバージョン率の向上が期待できる。
    • データだけでなく、視覚的にユーザーの動きを理解できる。

https://www.hotjar.com

https://www.crazyegg.com

6. Optimizely / Optimize Next

  • 目的
    • A/Bテストとパフォーマンス最適化
  • 特徴
    • ランディングページや広告のA/Bテストを実施し、効果的なバリエーションを見つけ出す。異なるページ要素(ヘッドライン、画像、CTAボタンなど)のパフォーマンスを比較可能。
  • メリット
    • A/Bテストを通じて、最も効果の高いデザインやメッセージを見つけ出せる。
    • テストの結果をリアルタイムで確認でき、迅速な対応が可能。
    • 複雑なテスト設定も可能で、ユーザーセグメントごとに異なるバリエーションをテストできる。

https://optimizely.gaprise.jp

https://optimize-next.com

7. BuzzSumo

  • 目的
    • コンテンツ広告の分析とインサイト取得
  • 特徴
    • ソーシャルメディア上で最もシェアされている広告やコンテンツを分析。特定のトピックやキーワードに関して、競合他社がどのようなコンテンツを作成しているかも調べられる。
  • メリット
    • ソーシャルメディア戦略のトレンドを把握し、広告の内容をトレンドに合わせて最適化できる。
    • 競合の効果的なコンテンツを特定し、自社の広告やコンテンツ戦略に応用可能。
    • インフルエンサーの特定や、拡散力のあるコンテンツの傾向を掴むのに最適。

https://buzzsumo.com

8. Adobe Analytics

  • 目的
    • 大規模なデータの高度な解析
  • 特徴
    • 高度なユーザーセグメンテーションを行い、広告パフォーマンスを詳細に解析。大規模キャンペーンのデータを管理・分析し、カスタマージャーニー全体のパフォーマンスを把握可能。
  • メリット
    • 大企業向けに特化しており、複雑なデータを扱える。
    • きめ細かいユーザーセグメントを作成し、パーソナライズされた広告戦略を立案可能。
    • リアルタイムデータを使った高度な分析で、精緻な最適化をサポート。

https://business.adobe.com/jp/products/analytics/adobe-analytics.html

まとめ

いかがでしたでしょうか?

これらのツールを適切に組み合わせて使用することで、広告キャンペーンの効果を最大化し、パフォーマンスをリアルタイムで追跡・最適化できるようになります。それぞれのツールは特定の目的に特化しており、目標や広告の種類に応じた選択が重要です。

しかし、世の中には分析ツールはたくさんあり、その中から最適なものを選択することは難しいことです。

個人的なおすすめは、まずは無料ツールから使ってみることです。それから「こんな機能が欲しい」と出てくれば、その機能を搭載しているツールを選ぶのが良いのではないでしょうか。

中には無料トライアルができるツールもあるので、そういったものをいくつか試してみるのも良いかと思います。